☆佐藤 友樹
本当にあっという間の4年間でした。僕たちの学年は自分でいうのは恥ずかしいのですが、本当にバランスが良くメリハリのある学年だったと思います。練習するときも遊ぶ時も全力で、そんな同期の存在が励みになり、一緒に生活することができ本当に楽しい4年間でした。
大学4年間の締めくくりとなる今シーズンはスキー部の主将という立場で始まりました。こんな自分が主将でいいのかという疑問はありましたが、頼もしい同期に支えられ、なんとか戦ってくることができました。また、こんな僕に力を貸して最後までついてきてくれた後輩たちにも感謝の気持ちでいっぱいです。だから最後のインカレでは主将らしいところを見せたいと思っていました。しかしインカレの宿に入った時には体調を崩しておりレースに出場できるか、わかりませんでした。なんとか出場した最初の種目では入賞ぎりぎりの10位でチームに対して申し訳ない気持ちでした。そのため2つ目の個人種目において優勝できた時は本当にうれしかったです。まさか自分が優勝できるとは思っていませんでした。やっと主将らしい仕事ができたと思いました。その後のリレーでは優勝を狙える位置にいながらも勝つことができず、改めて自分の甘さを実感しました。チームとしても4回目の総合2位という結果で本当に残念で、悔しい気持ちでいっぱいです。しかしながら、良い仲間に恵まれた、このチームで過ごした1年は僕のスキー人生において最も良いシーズンだったと思います。
最後まで応援してくださったスキー部関係者の皆様、またこれまで応援し支えてくださった皆様、これまで本当にありがとうございました。皆さまの応援のおかげでスキーを続けてくることができました。今後もスキー部は自分たちの目標に向かい、努力し続けていきます。ですので、今後もスキー部への応援をしていただけるとありがたいです。よろしくお願いします。
☆安藤 佑太朗
僕、こういうしみじみ振り返って書くのが苦手ですが・・・ちょっと振り返って書いてみます。
高校3年生の9月に合格が決まり、4月に入学。
入学式が終えた直後に感じた事は、違う大学にしたほうが良かったのではないか、でした。この思いは、正直大学2年生頃までありましたが、気がつくとスキー部にも、大学にも、素晴らしい友達、仲間が出来ていていつの間にか早稲田に入って良かったと心から思える様になっていて、自分が一番ビックリしています。特に今年は、インカレで引退する事を決めていたので、とにかく悔いが残らないように普段の私生活から楽しいことを一杯やろう!と練習で頑張っている時以外は、同期や後輩と遠くまで遊びに行ったり、食事に行ったりと思い入れの強いチームでした。だから、今まで以上に総合優勝にかける思いは強かったです。しかし、引退試合はこれまでも数えきれない程緊張したレースはありましたが、今まで経験した事の無い緊張と寂しさなど様々な気持ちが入り交じる変な感情で、SGで4位に入賞することしか出来ませんでした。アルペンチームもSLでメンバー全員がコースアウトしてしまい結果、総合優勝を自ら手放してしまいました。残念で仕方ないですが、そこ来年の山元豪主将に託します。今までありがとうございました。
☆荒井 章吾
四年間の早稲田大学スキー部でのインカレを終えて、まず一番大きく学んだ事は、仲間のために競技で成績を出す事の難しさでした。
そして、仲間というものはそれだけ大きな存在だという事です。
自分自身、今まで個人プレイヤーとして自分さえ良ければ良いという考えでした。それも競技者としては重要な事かと思いますが、早稲田大学スキー部に入り、この仲間のためにインカレを戦うという立場となり大学1年生の初めは違和感しか感じられず、それと同時に仲間のためにという重圧は軽くインカレも入賞しました。
ですが、その翌年からは仲間という大切さを年々感じ、インカレを滑る際はとても大きな重圧を感じスタートを切っていました。
入学前から考えると、まさか仲間のためにこんなに頑張る自分が居る事が不思議なくらいです。
気ずけば、早稲田大学スキー部のチームメイトが家族の様に感じています。
本当にこの仲間達と出会えて良かったし、仲間達のために結果を出そうという強い感情も今後選手生活をしていく上で無いと思います。
どんなレースよりも、緊張し、興奮するレースがこの仲間達とのインカレです。
今後は世界に羽ばたくために、就職し選手生活をおくっていきますが、この四年間学んだ事を生かして必ず目標を一つずつクリアしていこうと思います。
1年生の皆、2年生の皆、3年生の皆、そして同期の皆。僕を成長させてくれてありがとう。
☆清野 嵩悠
卒業を迎えるにあたって、後輩達に伝えたいと思った事を少し書きます。良いと思えば心に留めて、「ちょっとわかんないす」と思えば流してくれてもいいです。面白半分で見てみて下さい。
【"変化"を求めること】
『いつも通り』はやり易いし居心地が良いです。でも大体その先に成長はありません。
思い切って変わってみて下さい。良いか悪いかは後回しです。
【"準備"をすること】
練習を始める準備、試合を迎える準備、授業を受ける準備、様々な準備があります。
良い結果は、良い準備の先に付いてくると思います。余念のない準備を心がけてください。
【まずは"やってみる"こと】
『自分にはできないかも』『失敗したらどうしよう』と不安に思う時もあります。
でも殆どの心配事の9割は時間の無駄です。まずは一歩踏み出してみて下さい。
最終学年で迎えたインカレ、目標であった男女総合優勝を叶えることはできませんでした。当たり前の事ですが、勝つことは本当に難しい。この無念はきっと後輩達が晴らしてくれると大いに期待しています。来年、再来年はどんなチームになるのか非常に楽しみです。
同期、先輩、後輩に恵まれた、最高の4年間でした。
本当に楽しかった。みんなありがとう。そしてこれからもよろしく。
☆傳田 翁玖
入学してからあっと言う間に4年が経ちました。怪我をした状態から始まり、期待よりも不安が大きかった1年。自分の事に集中できず、伸び悩んだ2年。上級生になって、少し気持ちに余裕ができ、生活にメリハリがついた3年。学生生活最後の年となり、気合いが空まわりしたけれど仲間の大切さを今まで以上に感じた4年。
そんな大学生活での競技結果は継続して良いものが出ず、もがきながら過ごしてきたなぁと感じています。ただ、自分の為だけに使っていた多くの時間を仲間と過ごすために使えるようになったことが大きく成長した部分だと言えます。1人で悩まず周りの誰かに言える、親身になって考えてくれる時もあれば、突っ込まれたりバカにされたりする時もある。本音を出せる環境にいれたことは本当に幸せなことだと感じています。また、多くの人の支えで4年間全力でスキーに取り組めたことは本当に感謝しきれません。
インカレは初の男女総合優勝を今年こそ!という心持ちで臨みました。総合では女子が安定の5連覇、男子が準優勝という結果で、今年のメンバーで挑めば男女総合優勝の可能性がかなり
大きかった分、悔しい気持ちでいっぱいです。
部門では、スペシャルジャンプでの大きな得点獲得が難しいということで、コンバインドでの大量得点を狙って挑みました。結果としては目標にしていた4人以上の入賞が出来ず、大量得点とは言い難いものとなってしまいました。
個人ではもちろん優勝を狙っていましたが、5位と満足出来るものではありませんでした。4年生として最後にかっこいい姿を見せられなかったことが心残りです。
今回は各種目の会場が近かったこともあり、全ての種目を見て回ることができました。他部門の選手の頑張り、特に4年間一緒に頑張ってきた同期の最後の滑りを見て熱いものを感じました。これまでのインカレは来年こそは!という気持ちで次のシーズンに向けて努力しようと思ってきましたが、その来年がもうないということがとても寂しいです。この思いは後輩に託し、これからはサポートにまわってインカレ総合優勝の力になれたら、と思っています。
これで早稲田大学スキー部を卒業するわけですが、部員のメンバーにはたくさんお世話になりました。あまりしっかりした先輩ではなく、優柔不断な僕でしたが、一緒に生活して練習をしてスキーをして、皆と過ごした時間は最高でした。本当にありがとう。またどこかで!
☆上村 崇
マネージャーとしてあるべき姿をがむしゃらに模索していた2年時。主務としての責任が伴い、また臨機応変な対応、判断ができるようになった3年時。主務2年目、最上級生として重みの増した責任を感じつつ、より効率的な組織運営を意識するようになった4年時。終わってみると早稲田大学スキー部で得たものの大きさを感じます。
これまでの人生において野球、スキー、ともに選手として打ち込んできたことはありましたが、この早稲田大学スキー部では裏方という正反対の立場としてチームを支えることとなりました。「なんでマネージャーをやっているの?」と、これまで何度聞かれたかわかりません。その経緯は長くなるので直接聞いてください。
マネージャーというものは損な生き物です。仕事をうまくこなせて余裕があると「暇そうなやつ」になり、はたまた些細なことでも失敗があると「できないやつ」というレッテルを貼られます。しかし、私はそこに選手以上のやり甲斐が隠れていることを知っています。だからこそ「選手がダメならマネージャーになれ」という体育会でよく聞く話を、その当事者にとってのマイナスであるとは全く感じません。
今年もインカレでの男女アベック優勝を目標に掲げて戦ってきました。戦力も揃い、準備は万端であっただけに、自分の代でその目標を達成したい、達成できると強く思っていました。しかし現実はそう甘くはありませんでした。ただ、女子は5年連続日本一、男子は5年連続準優勝と十分に誇れる結果であるにも関わらず、選手は全くと言っていいほど満足をしていません。そんなチームであることが、私が裏方としてやってこれた最大の要因だったのかもしれません。
「主務、マネージャーがしっかりしているチームは強い」と言われます。その言葉とともに振り返ると、自分はまだまだだったのかなと思います。今後はこの経験、悔しさを糧に社会人として精進していきたいと思います。
これまで大学の方、企業の方、OBOGの方々、部長監督をはじめとした指導者の方々には、大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
今後とも早稲田大学スキー部へご支援、ご声援のほどよろしくお願い致します。