10年ぶりの日本開催となったアルペンスキーW杯が苗場スキー場で行われ、世界トップクラスの選手たちが滑りで日本の観客を魅了した。
言うまでもなく私もその観客の一人だった。
記録的な暖冬で、どこへ行っても雪がないという状況に選手、関係者は今もなお苦しめられている。例年、年明けに行われるアルペンの学生チャンピオン大会も今年は1ヶ月の延期となった。各種大会の開催が危ぶまれる中、W杯もその例外ではなかったように思う。
しかし、とりわけ苗場でのW杯に関して、その開催までの道のりが紹介されていたように大会開催の陰には多くの方々の尽力があることを語らずにはいられない。雪不足である上に当日は雨が降りしきるというまさに逆風が吹き荒れる中、連日入念なコース整備が行われていたという。W杯GS種目に出場した松本(スポ2)が、57番スタートでありながら「通常のレースの15番スタートかのようなバーンだった」とゴール後に口にしたことがすべてを物語っている。
ついに24日に花輪スキー場(秋田県鹿角市)で開幕する全日本学生スキー選手権大会もまた多くの方々のご尽力をもってなされるのは言うまでもない。
部員一同、関係者への感謝の気持ちを持って大会に臨みたい。
今年のチームは「破天荒」とでも言えるだろうか。
新チーム発足から様々なことがあった1年だった。
私自身、組織(チーム)を作ること、円滑に組織を動かすことの難しさを学んだ。
正確にはまだ学んでいる最中だが。
しかし今、チームとしては非常にいい状態にあるように思う。
10日後には全てが結果として出ているわけで、現段階では決意表明にしかならないこともあり、インカレについてはあまり言及しないでおきたい。
一つ言えることは、私の裏方としての集大成としても、最後に全日本学生スキー選手権大会での男女総合優勝への強い思いは選手となんら変わりないということだ。
☆第89回全日本学生スキー選手権大会
・大会会場:
秋田県鹿角市花輪スキー場
・早稲田大学スキー部 宿舎:
秋田大湯温泉 ホテル鹿角
〒018-5421 秋田県鹿角市十和田大湯字中谷地5-1
TEL:0186-37-4111
早稲田大学スキー部へのご支援、ご声援のほど、何卒よろしくお願い致します。
教育学部4年
主務 上村 崇