第87回全日本学生スキー選手権大会において女子が総合優勝を果たし大会3連覇、そして好調とは言い難い状況であったにも関わらず男子も健闘し準優勝を果たしました。
画像提供:早稲田スポーツ新聞会、早稲田大学スキー部
【大会概要】
日程 2014年2月14日(金)~20日(木)
会場 [アルペン]雫石スキー場 [クロスカントリー]雫石町営クロスカントリーコース
[ジャンプ]矢神台飛躍台 [コンバインド]矢神飛躍台・田山バイアスロンコース
【最終結果】
女子
総合優勝(秩父宮妃杯)
クロスカントリーリレー:優勝 (3連覇、彬子女王碑)
男子
準優勝
クロスカントリーリレー:3位入賞
下級生の躍進
今大会では大平麻生選手(スポ科1年=新潟・十日町)が、5kmクラシカル・10kmフリー・3X5kmリレーのクロスカントリー全種目を制覇しました。早稲田大学スキー部としては初、さらに全日本学生スキー選手権大会でも10年ぶりとなる快挙です。
また、2年生の安藤佑太朗選手(スポ科2年=北海道・北照)がスーパー大回転で優勝。全体的に入賞数が伸び悩んだ中、1~2年生の活躍が見られ、将来的にも楽しみな結果も多く見受けられました。
倉田秀道監督(昭59社卒=東京・早実)コメント
男子は、ソチ五輪で主力2選手を欠きながらも、中盤戦まで首位争いを演じていましたが、後半戦で自滅してしまい、勝利が遠のいてしまいました。とりわけ、クロスカントリーでは有力選手の入賞ができず、想定得点を得られず厳しい戦いを強いられました。その中でも、アルペン・スーパーG(大回転)では1・2・9・10位と近年で最多入賞を挙げ、今後の明るい材料となったことは収穫でした。
女子は、3校での首位争いの中、最後は競り勝ちし、粘り勝ちでした。ここ数年、クロスカントリーでの大量得点により総合優勝を達成していましたが、今大会では、優勝はするものの入賞者が続かず、厳しい戦いとなりました。その穴をアルペンがしっかり得点を重ね、ジャンプでも小林が2位に入り、薄氷を踏む戦いをどうにか制することができました。どの種目も、従来の早稲田の戦い方とは少し異なる試合展開となりましたが、まさしく全員で勝ち取った勝利と言えると思います。
ここ一番で、結果が伴わない点、一人二人のミスが大きく影響してしまった点が大きな反省材料として露呈しました。要因としては、長期に及ぶ事前合宿による疲労と、練習をやり切れていなかったことが挙げられます。とはいえ、チームとしての評価は、私としては近年で1・2を争うほどいいチームに成長したと感じています。選手はよく戦ったと思います。だからこそ、特に男子については、今一つ結果が伴わなかったことに対し、悔しさが募ります。このインカレがどうであったかという評価は、リザルトで語れますが、それ以上に最終日のレース終了後に部員全員で流した涙がその答えになろうかと思います。まだまだ成長できることを確信させてくれました。
最後に、宮内部長、大学関係、OBの方々、応援部、試合に出場できなかった部員など多くの支えがあって、選手は安心してレースに臨むことができました。支えてくださった皆さま、ありがとうございました。
来年こそ、初の男女アベック優勝を成し遂げるべく、リ・スタートしたいと思います。
各競技 結果概要
先陣を切るプレッシャーの中、ヨーロッパ遠征で不在となった河野恭介主将(スポ科4年=長野・飯山北)に代わり、アルペン部門を引っ張った井上賢之介副将(スポ科4年=福島・猪苗代)
4年生の好タイムに後押しされ、2本目で14位から2位に躍進した太田好美選手(スポ科2年=北海道・網走桂陽)。 眞田ひばり選手(スポ4=北海道・北照)も3位となり、表彰台に立った
安藤佑太朗選手(スポ科2年=北海道・北照)が優勝、清野嵩悠(社学2年=山形中央)が2位と大健闘
貫録の滑りで向川桜子選手(教育4年=秋田・角館)が3位、後藤悠子選手(教育4年=長野・白馬)が7位入賞
向川桜子選手が圧巻の優勝。全日本強化指定選手の実力を見せつけた。
ユニバーシアードに出場した2選手が活躍。出場した大平麻生選手(スポ科1年=新潟・十日町)が優勝、半藤成実選手(スポ科2年=長野・飯山)が8位入賞を果たした
佐藤友樹選手(スポ科2年=新潟・十日町)が3位に入賞
大平選手が2位に14秒以上の差をつけて優勝、2冠を達成した。村田愛美選手(スポ科3年=新潟・小出)も10位に入賞。
<男子10kmフリー>
佐藤(友)選手が2位となり、2種目目の表彰台となった
[1走]半藤選手―[2走]重田結歌選手(スポ科1年=群馬・長野原)―[3走]大平選手の1~2年生チームで優勝。
<男子4X10kmリレー>
なかなか調子を上げられずにいたクロスカントリーが[1走]佐藤太一選手(スポ科1年=秋田北鷹)―[2走]西田順風選手(人科4年=北海道・留萌)―[3走]藤田佑平選手(スポ科3年=北海道・旭川大高)―[4走]佐藤(友)選手の力走で3位に。
全日本選手権で優勝した小林諭果(スポ科1年=岩手・盛岡中央)が準優勝
ノルディック競技の選手が出場。山元豪(スポ科1年=富山・雄山)が7位入賞を果たした。
■ノルディック複合
山元豪選手が3位、そして昨年の覇者・傳田翁玖(スポ科2年=長野・飯山北)が8位に入賞。